バックエンドを共有する

1 つのバックエンドを共有する複数の MeDo アプリを構築・管理する方法を、共有されるリソース、課金、実践的なマルチチャネルの例とともに説明します。

更新日 2026-09-14

概要

1 組のデータの前に、複数のアプリを置く構成です。アプリごとに個別のデータベースを持たせるのではなく、新しいアプリを既存プロジェクトのバックエンドに向けることで、同じレコードを読み書きさせます。顧客向けウェブサイト、スタッフ用ダッシュボード、オーナー用アプリが、それぞれ独自のページとデザインを持ちながら、顧客、商品、注文を共有できます。

共有バックエンドを使うべきとき

複数のアプリが同じユーザーや同じ業務プロセスに関わるときはいつでも:

  • EC: ストアフロントと店舗管理ダッシュボードが商品、顧客、注文を共有する。
  • 業務オペレーション: 従業員向けアプリと管理ダッシュボードがアカウント、権限、ワークフローを共有する。
  • コンテンツプラットフォーム: クリエイター向けツールと読者向けサイトが公開コンテンツとエンゲージメントデータを共有する。
  • SaaS 製品: 顧客向けアプリと運用ダッシュボードがテナントとサブスクリプションのデータを共有する。
  • AI 製品: ウェブサイトとモバイルアプリがユーザーアカウント、保存された出力、利用記録を共有する。

共有バックエンド上にアプリを作成する

  1. Home(ホーム) ページのプロンプト入力欄に新しいアプリの説明を書き、種類(たとえば Website(ウェブサイト)Mobile(モバイル))を選びます。
  2. プロンプト入力欄の下にある Shared Backend(共有バックエンド) をクリックし、バックエンドを再利用したいプロジェクトを選びます。
  3. プロンプトを送信します。「レストラン注文サイトと同じバックエンドを使って」のように、本文でも共有について触れてください。そうすると、要件ドキュメントが既存のテーブルを前提に作られます。
  4. 要件ドキュメント、特に Backend(バックエンド) タブを確認し、Generate App(アプリを生成) をクリックします。

新しいアプリは、選んだプロジェクトのデータベース、ストレージ、サインイン、関数を使います。フロントエンドは別なので、他のアプリに影響を与えずに、別の対象者やデバイスに向けたデザインができます。

バックエンドを共有するアプリを管理する

Project(プロジェクト) ページの Shared Backend タブには、バックエンドを共有しているプロジェクトがまとめて表示されるため、関連するアプリを見つけて、それぞれのバックエンドの状態を確認できます。各アプリは引き続き独立したプロジェクトで、公開、アクセス、クレジット、設定はアプリごとに管理されます。

共有テーブルや関数への変更は、接続されているすべてのアプリに影響します。フィールドの削除、権限の変更、関数の変更を行う前に、他のアプリがそれに依存していないことを確認してください。

共有されるもの

同じバックエンド上のアプリは次を共有します。

  • データベース: テーブル構造と、ユーザー、商品、注文などの業務データ。
  • ストレージ: アップロードされたファイルやその他の保存されたアセット。
  • 認証: サインイン設定とユーザーアカウント。一貫した ID 基盤になります。
  • Backend Functions と Secrets: サーバー側のロジックとそれが使うキー。接続されているすべてのアプリから呼び出せます。

たとえば、顧客向けウェブサイト、管理ダッシュボード、オーナー用アプリがすべて同じ顧客、メニュー項目、注文を扱えます。ウェブサイトで入った注文はすぐに管理ダッシュボードに表示され、オーナー用アプリに表示される指標にも反映されます。

課金

バックエンドを共有しても、請求は 1 つにまとまりません。バックエンドが有効なアプリはそれぞれ自分の日次バックエンド料金を支払います。基本サイズで 1 アプリあたり 1 日 15 クレジット なので、1 つのバックエンド上に 3 つのアプリがあれば、バックエンド料金は 3 件です。スキル(Skill)もアプリごとに設定・課金されます。クレジットシステム を参照してください。

実例:3 つのアプリで運用するレストラン注文

1 つのバックエンド上の 3 つのアプリで、レストランのワークフロー全体をカバーします。

  • 顧客向けウェブサイト: 顧客がメニューを見て注文し、注文状況を追跡する。
  • 管理ダッシュボード: スタッフが注文を処理し、ステータスを更新し、メニュー項目を管理する。
  • オーナー用アプリ: オーナーが売上、注文の動き、人気商品、未処理の作業を監視する。

3 つのアプリはすべて、同じ顧客、メニュー項目、注文、運用データを使います。

ステップ 1:顧客向けウェブサイトを構築する

プロンプト

顧客がカテゴリー別にメニューを閲覧し、オプションや追加トッピングをカスタマイズし、商品をカートに入れて注文し、「新規」「準備中」「準備完了」「完了」のステータス付きで注文履歴を見られるレストラン注文ウェブサイトを作って。

機能

  • メニュー閲覧とカテゴリー
  • 商品のオプションと追加トッピング
  • カートとチェックアウト
  • 注文履歴
  • 注文ステータスの追跡
  • 過去の注文からの再注文

ステップ 2:管理ダッシュボードを構築する

ホームページから 2 つ目のアプリを始め、Shared Backend をクリックして、顧客向けウェブサイトのプロジェクトを選びます。

プロンプト

レストラン注文ウェブサイトと同じバックエンドを使って、スタッフ向けの管理ダッシュボードを作って。管理者サインイン、ステータスによる注文の絞り込み、注文ステータスの更新、メニュー項目の管理、今日の注文件数、今日の売上を含めて。

機能

  • 管理者サインイン
  • 注文一覧とステータスフィルター
  • 注文ステータスの更新
  • メニュー項目の管理
  • 今日の注文件数
  • 今日の売上

ステップ 3:オーナー用アプリを構築する

同じ方法で 3 つ目のアプリを始め、同じプロジェクトを共有します。

プロンプト

顧客向けウェブサイトと管理ダッシュボードと同じバックエンドを使って、オーナー用アプリを作って。今日の売上、注文数、売れ筋商品、未処理の注文、売上と注文の推移、新規注文のアラートを表示して。

機能

  • ビジネス概要
  • 今日の売上と注文数
  • 未処理の注文
  • 売れ筋商品
  • 売上と注文の推移
  • 新規注文のアラート